くらし情報『若き起業家たちの夢とその戦略 (12) 受託からプロダクト開発へ、転換期は社長の先導力が創る - つみき 鈴木代表』

2015年11月26日 10:54

若き起業家たちの夢とその戦略 (12) 受託からプロダクト開発へ、転換期は社長の先導力が創る - つみき 鈴木代表

それもあって「これは自分の会社である」という思いを持てずにいました。

それに、もし次に転職したとしても、逃げ道を持ち続けるのではないかと思ったのです。だから次こそは、自己資金だけで会社をやってみたいと思い、つみきを起業しました。

それまで会社の通帳を見たこともありませんでした。でも、自分で会社を経営してみると、3カ月ほどでみるみるうちにお金がなくなっていくのです。「起業時に用意した資金300万円がこんなにも早くなくなるのか!」と、ドキドキしっぱなしでした。

月末になると売上が入ってくるはずだ、とヒヤヒヤした記憶もあります。それでも経営者としての責任を感じながら仕事をできているという、一社目の起業では得られなかった充実感に包まれていました。


○1カ月で自社サービスを終了、その理由は「面白くないから」

――― 当初はWeb制作が主な事業でしたよね。どのタイミングで自社サービスを作ろうと決めたのでしょう?

創業時から、いずれは自分たちで新しいサービスを作りたいという思いがありました。具体的に考えだしたのは、4年目くらいからです。3年目までは前年売上を超えたとか、昨年より良い仕事ができたといった充足感がありましたが、4年目になるとそういった思いが小さくなり、将来像を描けなくなっていました。

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