2015年11月26日 10:54
若き起業家たちの夢とその戦略 (12) 受託からプロダクト開発へ、転換期は社長の先導力が創る - つみき 鈴木代表
そのデザインでは、ユーザーを限定してしまうのではと感じたのです。
というのも、映画のポスターって、本当に素晴らしいクリエイティブだと思いませんか?それが主役になるわけですから、「サービスやアプリのデザインは主張しない方が良いのでは」と、作ったあとにハッと思ったのです。今となってはやはり、この判断は正しかったと感じています。
一方で、リリース2週間後にユーザー数が100人ほどしかいなかったときには、サービスとして大丈夫かなと少し心配しました。でも、その100人が繰り返し使ってくれているのが数字でハッキリとわかり、自信が生まれましたね。このサービスは支持されているし、使いたい人はたくさんいるんだなと初期のうちに手応えをつかめたのは良かったです。
○新しい事業をスタートさせるために - 必要なのは社長の先導力
――― 組織作りについてお話を伺いたいです。現在は約30名ですが、どのようにメンバーを増やしてきましたか?
起業当初は二人で、2カ月目でもう一人増えました。
3カ月を過ぎ、資金的にも安定してきたころに人を増やそうかなと考えましたが、人の紹介をもとに慎重に増員し、その結果創業5年目まで6人でやってきました。