くらし情報『エプソン、オフィスで使える製紙機 - 使用済みコピー用紙から再生紙を』

2015年12月1日 17:10

エプソン、オフィスで使える製紙機 - 使用済みコピー用紙から再生紙を

と話す。ビジネスモデルや提供形態(リースや販売など)も、正式発表で明らかにされる。

製品化と正式発表は2016年を予定しており、すでにセイコーエプソンの社内では試験運用を開始。製品化当初は大手企業や自治体への導入を見据え、一部で2016年早々から実証実験に入るそうだ。将来的には一層の小型化を実現し、例えばエプソン製のビジネスプリンタ/複合機とPaperLab(製紙機)を、オフィス内に並べて設置するような使い方も想定している。

○使用済みの紙をどうやって再生紙にするか

話をPaperLabに戻すと、原料として使える古紙は一般的なコピー用紙で、雑誌などは「使えなくはないが想定していない」(開発責任者のセイコーエプソン 市川和弘氏)とのこと。A4コピー用紙で考えた場合、約1.2枚の古紙から1枚の再生紙を作れる。

技術面のポイントは「ドライファイバーテクノロジー」だ。
まず、原料の古紙に機械的な衝撃を加え、「繊維」レベルまで細かくする。使用済み用紙の表面から、トナーやインクなども落とす。続いて結合素材によって強度や白色度を高め、最後に成形して再生紙を生み出す仕組みだ。最初の繊維化は、シュレッダーよりもはるかに古紙が細かくなる。

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