くらし情報『アレルギー性鼻炎は自分で治す時代へ! 最新治療の舌下免疫療法の効果とは』

2015年12月3日 09:00

アレルギー性鼻炎は自分で治す時代へ! 最新治療の舌下免疫療法の効果とは

岡本教授は、舌下錠を用いて、ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎へのアレルゲン免疫療法の治験を行うのは、世界でも珍しいと力を込める。

○舌下免疫療法の効果

舌下錠の服用法は「薬を舌の下に入れる」⇒「薬が完全に溶けるまでそのままにし、唾液を飲み込む」⇒「服用後5分間はうがいや飲食を控える」という、誰にでもできる簡単さだ。

では、実際に錠剤ではどれほどの効果が得られるのだろうか。12~64歳のダニ抗原による通年性アレルギー性鼻炎患者約1,000人を対象に、同社は試験を実施した。アシテアは薬の効果に応じて「100単位」と「300単位」の2種類があり、同試験では参加者を、アシテアを投与する「300単位群」「500単位群」および「プラセボ群」の3つに無作為に分類。52週間にわたり、1日1回、朝食前に参加者に舌下投与してもらった。

その結果、鼻の症状を表す「平均調整鼻症状スコア」は投与2カ月後(投与8~10週後)より300単位群(n=315)のプラセボ群(n=316)に対する有意差が認められ、投与1年後(投与44週~52週後)まで継続して有意差が確認された。

「44~52週の最後の8週間は、平均調整鼻症状スコアで見ると1.1ぐらい、実際には20%ぐらいの改善効果が認められました。

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