くらし情報『京アニ・武本康弘監督が語る『映画 ハイ☆スピード!』への"挑戦"【前編】-「キャラクターが魂で喋るからこそ、通じるものがある」』

京アニ・武本康弘監督が語る『映画 ハイ☆スピード!』への"挑戦"【前編】-「キャラクターが魂で喋るからこそ、通じるものがある」

最終的には原作に近づけたキャラになったとのことですが、当初案の狙いについて教えていただきたいです。

僕が始めに小説「ハイスピード!」に抱いたイメージは、でこぼこで、がたがたではありつつ、一緒にいる4人というものでした。仲は良くないけれど、衝突しながらお互いを理解してチームになるという印象だったんです。

4人が一緒に行動するという点から見ると、一番難しかったのは郁弥の存在です。郁弥は水泳部のキャプテンを務めている兄・夏也との確執を抱えていて、ひねくれた性格でもあったことから、他の3人と行動を共にし、物語を進めていくイメージがしづらいキャラクターかもしれない、と悩みました。

そこでシナリオ制作が難航したため、郁弥の性格を少し変更してはどうかと持ちかけたことに関して、西岡さんが公式サイトのインタビューで言及しているんですね。

――その提案に対して、西岡さんはどのように反応されましたか?

西岡さんをはじめ、女性スタッフは、「郁弥の性格は絶対に小説のまま、変えないほうがいい」と言いましたね。満場一致でした。


――監督としては、その意見を受け入れた、ということでしょうか。

はい。とはいえ、シナリオを固めなくてはどうにもならないので、「いいシナリオに書きあげてください」

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