2015年12月9日 09:30
国内MVNO回線契約数は2016年3月に4,000万回線突破へ - MM総研が予測
NTTコミュニケーションズやインターネットイニシアティブ(IIJ)、ビッグローブが市場を牽引した他、新勢力となるU-NEXTや楽天モバイル、ドコモ回線とau回線のマルチキャリア体制でサービスを提供するケイ・オプティコムがシェアを伸ばしている。
独立系MVNO事業者がSIMカードを利用して独自の料金プランで提供する独自サービス型SIMの回線契約数は、2015年9月末で405.8万回線だった。2014年9月末時点の230.5万回線と比べ、1年間で回線数が76.1%増加した。しかし、MNOでもあるMVNOを含むMVNO市場全体における構成比は11.1%に止まっている。
2015年の独自サービス型SIM市場は、SIMフリー端末の増加及び販売チャネルの拡大という2つの追い風が、普及拡大に大きく貢献したという。これまで国内で流通するSIMフリー端末は海外メーカーのローエンド・モデルが主流だったが、富士通やシャープ、京セラといった大手国内メーカーがミドルレンジの端末を相次いで発売した。海外メーカーでもASUSやファーウェイを中心にミドルレンジの端末がヒットしたという。販売チャネルにおいては、大手家電量販店の取扱規模が拡大したとのこと。