くらし情報『タワークレーンが消えない街 -“丸の内エリア”の再開発はなぜ終わらないのか【後編】』

2015年12月10日 09:30

タワークレーンが消えない街 -“丸の内エリア”の再開発はなぜ終わらないのか【後編】

が、屋台やケータリングカーで道行く人に東京の食材を使った料理を提供するイベント。普段は高額なスーパーシェフのメニューをお手軽な価格で味わえることで、東京の食材に親しむキッカケとなれば、というものである。料理だけでなく、東京産の野菜や畜産品、伊豆諸島の名産などが購入できる。実はこのイベントは東京都の肝いりでもある。“TOKYO”を世界に発信するという目的をもったこのイベントも、東京駅前という日本を代表する場所・通りで実施されている。

「2015年3月に丸の内仲通りや行幸通りは国家戦略特区に指定されました。それにともない通りを舞台にした人々の活動をさらに強化していくつもりです」と、エリアマネジメント協会に参画する三菱地所 開発推進部 都市計画室の重松眞理子氏はいう。国家戦略特区とは、産業の国際競争力を強化するため政府が定めた区域のこと。
また重松氏は「国家戦略特区に指定されたことはきっかけで、常に進化していくこのエリアの姿をみなさまにも体験していただきたいというのが本音です」と付け加えた。

こうした取り組みによって、休日に“丸の内エリア”を訪れる人は2002年以前に比べて約3倍以上に増えたという。

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