2015年12月11日 09:00
IoT開発プラットフォーム「Synergy」でサービスを起点とした新しいモノづくりへ - Renesas DevCon 2015 基調講演
ルネサス エレクトロニクスは12月10日、東京都内にてプライベートイベント「Renesas DevCon 2015」を開催した。本稿では、同イベントの基調講演の様子をお伝えする。
○IoTプラットフォーム「Renesas Synergy」で開発着手が可能に
IoTへの期待が高まる昨今だが、米調査会社Gartnerは、新しい技術の今後の方向性に関する分析を図式化した「ハイプサイクル」において、IoTは現在「過度な期待」のピーク期であると発表している。
この結果に対し、基調講演冒頭に登壇したルネサス エレクトロニクス 執行役員常務 兼 CSMO(Chief Sales and Marketing Officer) 高橋恒雄氏は、「現在はマーケットができておらず、期待だけが先行している状態。しかしポジティブに考えると、我々がマーケットやビジネスモデルを作らなければならない時期にきているということだ」という見解を示した。
こういった背景のなか、同社は今年6月にIoT製品開発プラットフォーム「Renesas Synergy」を発表。12月8日には、ソフトウェアや開発環境を無償入手できるクラウド環境「Renesas Synergyギャラリー」