2015年12月14日 06:00
山田祥平のニュース羅針盤 (55) だからみんな一太郎を忘れない
2019年まで無償で使えるクラウドサービスとして提供されるそうだ。また、後者はタブレットでのタッチ操作や文書を「見る」、「見せる」を追及したモードのビューアで、Windows 10のタブレットモードと連動して切り替わる。
ここにきて、ついに、一太郎が情報の消費に注目している点が興味深い。何をどう表現するかという生産性を追求してきた一太郎を全バージョン見てきた身からすると、この展開はちょっと新鮮だ。
とはいえ、Intelのプロセッサのようにチックタック的に隔年ごとに刷新するならともかく、ここ数年日本語入力システムのATOKがあまり賢くなっていないというムードもある。Windows 8以降のモダンアプリとの親和性問題の解決で、それどころではなかったという事情もあるのだろうが、ちょっとした寂しさを感じる。その間に、Windows標準のIMEも、かなりまともに使えるようになってきている。発表会で、この点について聞いてみたが、鋭意努力中とのことだった。
ATOKがなければ日本語を書けないくらいに愛用してきた身にとっては、2017年あたりの革新的な進化を期待したい。
○定番、だから盛り上る
Windowsも10となって最後のメジャーアップデートとなり、以降は、数年おきのバージョンアップはなく、日々、進化していくことが表明されている。