5000社の顧客を5000万社に拡大できなければ、企業は生き残れない
この時、どんなデータを組み合わせて、どのように配信していくかといったデータの流れ(データパイプライン)をうまく設計することが重要だとしている。
中村氏は「今後はデータが商品、売買の対象となる」と述べ、2019年にはすべての企業が外部データ(Twitter、交通情報、気象情報、販売予測データなど)を購入すると予測している。
●IoT、コグニティブの今後は?
インテリジェントエッジ
2018年にはIoTデバイスの設置台数が国内市場で9億円台となり、20万以上の新しいIoTアプリケーションおよびサービスの開発につながる
2018年にはIoTへのIT投資は2015年比で1.5倍以上となり、企業データセンターの新規サーバのうち20%を占有すると予測された。また、2018年には、ITネットワークの3分の2以上がIoTベースのセキュリティ侵害を経験すると警告された。
「選択がまだ難しい分野。例えばウェアラブルで見ても、2020年までに生き残れる企業が何社あるのかわからない状況。確固たる地位を築いている企業はまだいない。IoTに関しては、これからいろいろなアイディアが出て、試行錯誤され、誰が主要なプレイヤーになるかはこれから。