くらし情報『兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (41) カレー沢暴力(薫)が語る、「お断り」な仕事の依頼』

2015年12月15日 12:00

兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (41) カレー沢暴力(薫)が語る、「お断り」な仕事の依頼

それに、タダ仕事なんて皆嫌いだろう。クリエイターだけが例外なはずはないのである。

ここで持ち出されるのが「作家は好きなことを仕事にしているので金のことを言うのはおかしい、汚い」という理論である。そういう思想がますます作家の精神を怒りのデスロードへ導くのだ。

なぜ、月給が保障されている会社員より、明日も知れない社会保障もない作家の方が金にキレイだと思えるのか。むしろ金に超汚いと思ってしかるべきだろう。

しかし作家の方だって、金のことばかり言うのは下品だと思っている。後で齟齬が発覚してもめないためにも、仕事を受ける前に決死の思いで「ところで…ギャラの方は…?」と聞いているのだ。
そこで相手に「え?お金とるんですか?」などと言われたら『ランボー怒りのロハ仕事』の開戦である。(編集注:ロハ…タダ、無料を意味する俗語。「只」を分解するとカタカナのロとハになることに由来。)

やおら上半身裸にバンダナを締め、目の前で「お金は出せませんけど宣伝になりますしあなたにとってもプラスになると思うんですよー」などと言っている野郎の頭をAT4でぶっ飛ばしてやりたいところだが、そうもいかないので、やり場のない思いを「ランボー怒りの長文連ツイ」

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