くらし情報『米倉涼子、『新聞記者』で“かっこよさ”封印 フラストレーション溜まるも「出会えてよかったと思える作品に」』

2022年1月21日 11:00

米倉涼子、『新聞記者』で“かっこよさ”封印 フラストレーション溜まるも「出会えてよかったと思える作品に」

松田は権力の不正をとことん追及する“闘うヒロイン”だが、記者としての使命感を抱きながらも、徒労感や葛藤をにじませ、折れそうな心を必死に奮い立たせているような女性でもある。

米倉は「最初はもっと強いキャラクターを作っていこうと思っていた。強さを表に出していこうとしていた」そうだが、映画版に引き続きメガホンを取った藤井道人監督からは「もっと声を小さくして。もっと優しい松田さんにしてください。そこから自分の思いを訴えていってほしい」と指示があったという。「藤井監督が大きな挑戦をさせてくれました。“削ぐ”という作業が必要なキャラクターで、本来の自分ともかけ離れているし、これまで私が求められてきたのとはまったく違う役柄でした」と告白する。

米倉の持ち前の力強さや華やかなオーラを封印した役柄となったが、「なるべく内股で歩いて、歩幅も大きくせず、ポケットに手を入れてはいけない。
かっこつけない!」と役作りを笑顔で振り返りながら、「つらいな、苦しいなと感じたり、大きな声を出したい! と思うこともありました。不安や戸惑いもあり、フラストレーションも溜まる(笑)。毎日がドキドキの連続で、本作の撮影はものすごく緊張していたことを覚えています」

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