2015年12月21日 21:38
Windowsがオープンソース化される予兆 - 阿久津良和のWindows Weekly Report
さらに12月に入って、「Windows Live Writer」を「Open Live Writer」に改称すると同時にオープンソース化することを発表した。
このようにオープンソースへの傾倒が著しいMicrosoftだが、同社の方針転換の鍵となるのが「自身が変革を求める未来」だ。「Microsoft Azure」はマルチクラウドであり、その上で動作している仮想マシンの25%はLinuxだという。12月2日には「Debian GNU/Linux」をHyper-V上でサポートすると発表し、ちょっとした注目を集めたばかりである。
Debian GNU/Linuxは筆者も長年使い続けてきたLinuxディストリビューションであるため、仮想マシン第2世代への対応を待ち望んでいたが、SUSE Linux EnterpriseやRed Hat Enterprise Linuxといった商業系Linuxディストリビューションだけではなく、完全なコミュニティベースで開発が続けられてきたDebian GNU/Linuxをサポートするのはちょっとした驚きだった。つまりMicrosoftのオープンソースに対する姿勢はそれだけ真剣なのである。