くらし情報『竹中平蔵氏が語る、「お金」と「日本の未来」の見据え方』

2015年12月22日 09:43

竹中平蔵氏が語る、「お金」と「日本の未来」の見据え方

ギリシャは外国に借金をしているが、日本は政府が国民に借金をしている。例えるならば、旦那さんが奥さんに借金をしているような状況」(竹中氏)
「日本人はよく働く」という誤解
「日本の製造業の労働時間は、アメリカと同じくらい。韓国と比べると3割くらい低い。統計に表れないサービス残業もあるだろうが、思い込んでいるほど世界の中で働いているわけではない」(竹中氏)
「日本人はもっと消費をすべき」という誤解
「日本人はもっと消費をすべきだというのはうそ。昨年、家計の貯蓄率はマイナスとなっており、これは予想通り低くなったと言える。人口が高齢化すると、貯蓄率は低くなる。消費が進まないのは財布が小さいから。つまり、稼げなくなってきているからということ」(竹中氏)

では、どうすれば稼ぐ力をつけられるのだろうか?

「稼ぐ力をつけるには、マーケットで競争力を持たなければいけない。
その方法はただ一つ、競争すること。競争しないと競争力はつかない。アベノミクスの支柱とされているTPPによって、たくさんの競争力のあるものが輸出入できるようになる。そして、この競争を高めるために必要なことが規制緩和だ」

TPP以外にも、日本では徐々に変化が起きている。

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