くらし情報『竹中平蔵氏が語る、「お金」と「日本の未来」の見据え方』

2015年12月22日 09:43

竹中平蔵氏が語る、「お金」と「日本の未来」の見据え方

中国の最大の課題は法の支配が確立していないことだ。中国は、今回の株価の低下は乗り越えるだろうが、今後5~10年のタームでみると、必ず成長率を落としてくるだろう」(竹中氏)

竹中氏は「これからはどの国の経済もイノベーションを起こさないとやっていけない時代。イノベーションが起こせるかどうかで変わってくる」と話す。「イノベーションは自由が保証され、権利が確立されている社会で生まれる」と、竹中氏は経済学者のシュンペーターの言葉を引用した。

「世界はいま、ものすごく動いている。その中でしっかりと稼いでいかないといけないが、私たち日本人は日本のことを誤解している面がある。その誤解を指摘しておきたい」(竹中氏)

○日本の未来は?

竹中氏は、日本に関する4つの誤解について、次のように指摘した。

「日本は経済的に豊かな国」という誤解
「日本における一人あたりのGDPは世界で20番目くらい。
これは先進諸国30カ国の中だとBクラス。ルクセンブルクやノルウェーなどと比べるとGDPは半分以下である。これは、決して豊かだとは言えない」(竹中氏)
「日本は大量の借金をしている」という誤解
「日本は大量の借金は背負っていない。

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