2015年12月29日 10:58
BtoB企業に求められる営業改革 - 営業にマーケティングの要素を! (5) ツールが営業活動を変えるわけではない - 重要なのは組織の構成と連携
また、業務を細分化することで、個人の性格や特性に合わせた人員配置が可能になり、それぞれの得意分野に集中してもらうことで、組織全体のパフォーマンス向上につながるでしょう。
○分業化する一方で、共通したKPIを持つ
また、営業プロセスの整理とそれに基づいた分業化を行う際、同時に、プロセスごとの目標値(以下、KPI)の設定を行ってほしいと思っています。
組織では一般的に、最終的な目標を達成するため、現状の受注率や商談化率等をもとに、獲得するべき受注数や商談数、リード数…と遡って想定の売上額や利益を算出していきます。
これは、営業活動においても同様です。しかし、営業プロセスにそって分業化した場合、これらの数字が共有・共通事項となっていないというケースが発生します。すると、十分な効果測定を行うことができず、ひいては、部門間の連携や各業務の最適化を不可能にする原因にもなり得ます。必ず、共通のKPIを認識している必要があるのです。
○マーケティング部門と営業部門が不仲にならないように
一方で、分業化することによるデメリットもあります。
よく聞く課題として「マーケティング部門と営業部門の不仲説」がありますね。