2016年1月6日 16:53
AMDの次世代アーキテクチャ「Polaris」、そしてグラフィックスビジネスにおける今後の製品戦略
(Kudori氏)として、HBMを採用するPolarisアーキテクチャGPUの存在についても開発を進めていることを示唆した。
Polarisのベースとなるのは、大幅にアーキテクチャを刷新した第4世代のGCN(Graphics Core Next)だ。AMDでGPUのアーキテクチャ開発を指揮するMike Mantor氏(Corporate Fellow、Graphics Architecture)は、この第4世代GCNアーキテクチャにおいて「命令キャッシュサイズを増やすことで、シングルスレッドパフォーマンスを向上させた。また、コントロールフローなどにも手を入れ、省電力でもすぐれたパフォーマンスを発揮できるようにしてた」と説明する。Kudori氏は、現時点ではアーキテクチャの詳細は明かせないとしながらも、
第4世代GCN CU(Compute Unit:グラフィックスコアそのもの)
コマンド・プロセッサ
ジオメトリ・プロセッサ
マルチメディアコア
L2キャッシュ
メモリコントローラ
ディスプレイエンジン
に手を加えたことを明らかにしており、VR世代の3Dコンテンツで必要とされるジオメトリ演算性能の向上や、メモリコントローラの刷新による新しいメモリ圧縮技術の採用、次世代コンテンツ対応のマルチメディアエンジンやディスプレイエンジンを統合していると言う。