2016年1月12日 23:00
Windows 10の将来を阻むアプリ不足問題 - 阿久津良和のWindows Weekly Report
デバイスあたりの収益もWindows 8.xと比較して45倍に拡大している。
だが、Mehdiの説明を楽観視することは難しい。Windowsストアに並ぶアプリケーションがWindows 10以降目新しくなった印象はなく、一部のアプリケーションは他のプラットフォーム向けと比べても完成度に疑問が残るからだ。これはMicrosoft側の責任ではないものの、アプリケーション開発企業が腰を入れるような施策をさらに用意すべきだろう。
さらにBuild 2015で公開したWindows Bridgeの進捗状況も芳しくない。問題はAndroid向けとなる「Project Astoria」だ。これはAndroidアプリからユニバーサルWindowsアプリ(UWA)への移植を可能にするプロジェクトだが、Microsoftは「提供可能状態に至っていない」と述べるに留まり、暗礁に乗り上げた印象を受ける。他方で、iOS向けの「Project Islandwood」は順調だ。
Windows Apps and Store担当General ManagerのTodd Brix氏は1月5日のブログで、Windows Phone 8.x向けAPIとして提供されていたSilverlightをUWA化する「Mobilize.NET」