2016年1月18日 12:58
2016年、Fintechはどうなる? マネーフォワードの瀧俊雄氏が予測
金融(Finance)と技術(Technology)をかけ合わせた造語となるフィンテック(Fintech)。2015年は日本において「Fintech元年」と言われるほど、多くの人から注目を集める分野となった。
自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」やビジネス向けクラウドサービス「MFクラウド」シリーズを提供するマネーフォワードは、昨年7月に「Fintech研究所」を設立した。これまで月に1回程度、勉強会を開催してきたという同研究所は、1月15日に新年初となるイベントを開催した。
そこで、マネーフォワード 取締役 兼 Fintech研究所 所長の瀧俊雄氏は、2015年のFintechの振り返りと同時に、2016年の動向を予測した。急成長しているFintech業界だが、2016年はどのような動きがあるのだろうか?
○2015年、何が変わった?
国内サーチ数を見ると、2015年、Fintechは右肩上がりで注目が上がっていった1年であることがわかる。
「中でも大きなフックとなったのが政策面の変化」と瀧氏は言う。
「金融審議会と経済産業省という2つの大きな舞台において、ハイペースで検討が進み、いくつか実態をおびた政策が見えてきた」