2016年1月18日 12:58
2016年、Fintechはどうなる? マネーフォワードの瀧俊雄氏が予測
(瀧氏)
銀行ではAPI提供などの動きが見られ、ブロックチェーンといった技術も注目されるようになった。
しかし、「まだまだ日本のFintech企業の数は少ない」という。
「欧米の統計では、日本のFintech企業の数は100社弱と表現されることがあるが、アメリカではしっかりファンディングを受けた企業だけでも1300社以上挙げられる。まだまだ日本では、起業促進させる余地がある」(瀧氏)
○2016年、Fintechはどうなる?
瀧氏は、ガートナーが提唱している、技術的なトレンドやキーワードの変遷のあり方を示す「ハイプ・サイクル」を元に、2016年のFintechを予測した。
この「ハイプ・サイクル」では、テクノロジーのライフサイクルを、「黎明期」「"過度な期待"のピーク期」「幻滅期」「啓蒙活動期」「生産性の安定期」の5つのフェーズに分けて考えられている。
「昨年の状況を考えると、広いテーマを持ち、単純には理解することが難しいFintechに対して、期待値が高まった1年ではないだろうか。一度注目を集めると、その後一度落ちる(幻滅期)ことになる。今、ひょっとするとFintechはピーク("過度な期待"のピーク期)