2016年1月19日 11:00
日本勢が大活躍 - 52の国や地域が参加する世界規模のロボコン大会「第12回 WRO」
サプライズのブロックを先に処理するか、後で処理するか
ブロックが2個ある山で先に穴に入れるか、あとから穴に入れるか
サプライズのブロックを正面から取りに行くか、横から取りに行くか
アームの構造や次に処理するブロックの保持方法などにより取れる戦術が制限されるため各チームにとってすべての選択肢が有効なわけではないが、もちろんそれら機体の改造を行って選択肢を増やすこともできる。
各チームの結論がどうなったかは皆さんにも考えていただきたいのでここでは明らかにしないが、やはり上位入賞チームはある程度サプライズルールを見越して最適化がすすんでいたようだ。
結果、今大会も満点のスピード勝負となり、銀メダルのRobotics Xは優勝した台湾チームと0.5秒差しかないという激戦だった。
今回も高校生を取り上げたが小中学生も同様にサプライズルールに取り組んで問題解決能力を磨いており、実際に世界で戦った子供たちの顔つきは短い期間でも変化する。ぜひ身の回りでロボコンに興味を持ちそうな学生がいたら声をかけてみてほしい。世界で戦うチャンスのあるロボコンはきっと子供たちを成長させてくれるだろう。
来年の国際大会はインドのニューデリーで開催される。