2016年1月20日 07:00
地方発の企業は、アジアを目指した方がいい - 「ボイメン」社長の語る展望とは (1) 東京でも大阪でもない、名古屋に着目
――谷口さんは、出身は関西で、その後のプロダクションの仕事は東京でされていたそうですが、名古屋でタレントプロデュースをしようと思ったのは、どういう経緯があったんですか?
2009年に初めて名古屋に行く機会がありまして。それまでは東京、大阪で仕事をしていたのですが、初めて訪れた名古屋は人口も多いし、三大都市だし、自分の芸能プロダクションで何かできるんじゃないかと思いました。それで行動を起こし始めたのですが、当時は名古屋のメディアに知り合いはいなくて、最初は相手にしてもらえませんでしたね。その後、徐々に話を聞いてもらえるようになって、名古屋で活動するタレントさんが活躍する番組や、名古屋色を出した番組はないの? と聞いたら、ラジオにはあるけれど、テレビではあまりないと聞いて、それならうちで作ろうじゃないかと思ったんです。
――それで、NAGOYA DREAM PROJECTが始まったわけですね。若者たちの夢を形にしよう、名古屋で活躍したら東京に行くというのではなく、名古屋で活動してタレントとして飯が食えるようなプロジェクトにしようと思いました。プロとしてやっていくためには、発表の場がないといけない、それにはテレビ番組と常設の劇場だと思いました。