2016年1月22日 08:00
若き起業家たちの夢とその戦略 (16) 僕が、学生から"10代の女性向けサービス"で起業家になった理由
「10代女性は既存のメイクサービスで満足していないのか?」の3点をリサーチすることです。
この3つの問いでイエスが少なければ、僕たちのサービスは始められません。でも、結果としてイエスが多かった。ほかにも出てきた意見としては、「多くの雑誌は、"ぱっちり二重のモデルさんありき"のメイクなので、奥二重や一重の自分には参考にならない」などがありました。
アプリで十人十色の顔立ちの女性のメイクを掲載すれば、一般人のメイクにも価値が生まれますし、メイクの領域でCGMができると確信に変わりました。その後、2015年1月にMAKEYを正式にリリースしました。
○女心は難しい
―― デザインでこだわった点はどんなところでしたか?
UI/UXはヒヤリング内容を踏まえ、男性目線を活かしつつ女性向けのサービスを作っていこうという方針でした。
でも10月にリリースしたβ版では、あまり良い反響を得られず……具体的には、安易にピンクを使うのを避け、当時はクラブを想起させるようなパープルをベースカラーに採用したんです。
座談会を開催してヒヤリングをしたり、周りの意見を聞いたところ、「清楚系の女の子だと使いづらい色合いかも」