くらし情報『Windows 10のサポートポリシー変更で損する人・得する人 - 阿久津良和のWindows Weekly Report』

2016年1月25日 18:13

Windows 10のサポートポリシー変更で損する人・得する人 - 阿久津良和のWindows Weekly Report

2017年7月17日以降もWindows 7/8.1を使い続ける場合は、重要な更新プログラムは提供される。ただし、プラットフォームの信頼性や互換性が危険にさらされない場合、リリースは見送られる予定だ。

これだけでは、「サポート期間という約束を反故し、古いユーザーを切り捨てる」と思われても仕方がない。確かに古いアーキテクチャを前提に設計したOSで、セキュリティリスクを軽減したり、多様化するデバイスをサポートするための負担は決して軽くない。

だからこそリリースから約6年が経過し、メインストリームサポートフェーズも終了したWindows 7や、人気のないWindows 8.xに開発リソースを割り当てるのはMicrosoftにとってデメリットとなる。今回の発表は、開発負担とサポート期間を両立させるための苦肉の策といえるだろう。だが、Windowsを長年ビジネスツールとして使ってきた我々にとっては、最大10年のサポート期間が大きな意味を持っていた。

このあたり、Microsoftを含めたIT業界とユーザーの温度差は大きい。
Appleは過去のハードウェアを切り捨ててきた。Androidはデバイスベンダー経由でOSのアップグレードを提供しているが、その判断はデバイスベンダーに委ねられ、サポート期間を事実上確約していない。

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