2016年1月28日 15:14
セールスフォース、セキュリティ強化などHeroku Enterpriseを拡張
一方Herokuは、アプリ開発補助サービスをコンシューマ向けリリースに対応させたもので、プログラマーの生産性を最大化するプラットフォームとなる。
ソリューションアーキテクト担当の相澤歩氏は、安全な開発環境を確保する例として、2014年にOpen SSLに関する重大な脆弱性として話題になった「POODLE」や「Heartbleed」への対応を挙げた。
「ネットワークに関する問題に対して、プラットフォームの可用性を担保するのはHeroku。Heartbleedが問題になった際は1日以内に対応を完了した」と相澤氏。トラブル時は30分以内に応答するSLAを設けた製品サポートなど、エンタープライズ用途のユーザーが安心して利用できる環境を提供している。
今回、堅牢なセキュリティ管理とエンタープライズ・システムとの統合を実現するために、「Heroku Private Spaces」「マルチリージョン対応」「シングルサインオン対応」が追加された。「Heroku Private Spaces」は、Herokuが提供するアプリケーション実行環境やデータベース機能を顧客ごとにネットワーク的に分離・配置するための機能。