2016年1月29日 08:00
アンシス、「ANSYS 17.0」を発売 - パフォーマンス、生産性、洞察力を改善
また、ワークフローとメッシングの改善によって、初心者やFluentをあまり利用しないユーザーでもたやすく習得できるようになった。リボン、ショートカットアイコンの追加など、GUIが更新されたことで、より素早く、直感的に操作を行うことができる。
○エレクトロニクス製品
インダストリー4.0やIoTを実現するにあたっては、無線で繋がるためのアンテナが重要となってくる。フルウェーブ3次元電磁界解析ツール「ANSYS HFSS」では、模範解析モデルを自動的に生成できる機能が新たに追加されたことにより、アンテナ設計の効率的な設計・解析が行えるようになった。アンテナについて専門知識のないエンジニアであっても、最適な設計と電子機器への実装を行うことが可能となっている。
またアンテナ・ワイヤレスシステムにおいては「3Dコンポーネントの隠蔽・暗号化」が新たなパラダイムとなっているが、ANSYS HFSSの3Dコンポーネント機能では、モデリングツールで作成した部品ライブラリを利用して、暗号化によって形状、材料などの設計情報を隠蔽し、サプライチェーン全体でコンポーネントを共有することができる。
また「ANSYS Maxwell」