くらし情報『医師が豊胸手術に安いシリコンを勧めない理由 ‐ 硬くておわん型の胸に?』

2016年1月29日 16:00

医師が豊胸手術に安いシリコンを勧めない理由 ‐ 硬くておわん型の胸に?

それを防ぐには、まず医師のアドバイスに従って適切な大きさのシリコンを選ぶこと。そして、値段につられて安価なシリコンを使用しないことです。拘縮の起きづらい形状でできているきちんとした製品を選べば、将来的なリスクを減らせると思います。

※効果には個人差があり、シリコンバッグの施術すべてに起こることではありません

○脂肪やヒアルロン酸の注入

シリコンのようなリスクがない方法としては、脂肪やヒアルロン酸の注入があります。脂肪注入では、ボールペンの芯くらいの大きさの穴から脂肪を注入してふくらみを出します。自分の脂肪なので自然で柔らかい仕上がりになりますし、触り心地にも違和感がありません。授乳後に垂れてしまった胸の改善にもお勧めです。

ヒアルロン酸の注入は、即効性があり、注射なので傷跡もほとんど残りません。
ヒアルロン酸は体内に吸収されるため永久的にはボリュームは続きませんが、手軽に胸を大きくしたい方には適した方法です。

ただし注意点が1つ。脂肪もヒアルロン酸も100%皮膚や皮下組織にくっ付くわけではないので、微小石灰化といって小さなしこりになることもあります。乳がん検診で誤診につながるほどではないことが多いですが、検診の際は念のため自己申告をすることをお勧めします。

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