くらし情報『ジョニー・デップが実在のギャングを怪演!『ブラック・スキャンダル』は"しがらみ"を突いた共感度満点作だ』

2016年1月29日 18:27

ジョニー・デップが実在のギャングを怪演!『ブラック・スキャンダル』は"しがらみ"を突いた共感度満点作だ

クーパー監督は、「ジョン・コノリー、ホワイティ・バルジャー、ホワイティの弟のビリーは幼なじみなんだ。3人ともサウス・ボストンの、通称"サウシー"の一角で育った。僕がこのストーリーに惹かれたのは、その3人の因縁なんだ。ホワイティとビリーは似ても似つかぬ兄弟だし、ジョン・コノリーは兄弟の実力を分かっていて、昔から2人をあがめてきた。最終的にホワイティが地元で大暴れするのを許すことになるのも、ホワイティの歓心を買いたかったからさ。子どものころ、遊び場でいじめられていたのを助けてもらったときから、ずっとホワイティに気に入られたいと思ってきたんだ」と全米が震撼(しんかん)した汚職事件の"根源"を指摘する。

この3人とも、それぞれ野心家で強欲で傲慢な側面が強かったことは間違いないが、3人だけが影響し合っている因縁がサウス・ボストン中にスパークしていくレベルに発展して、引いてはアメリカ史上最悪の汚職事件とまで言われる大事件になってしまった、その展開が実に興味深い。そしてまた、ここ日本でも大なり小なり、地元の因縁めいた人間関係話は少なくないはず。
映画『ブラック・スキャンダル』は、決して海の向こうの寓話ではなく、あなたの近くに普通に転がっている"しがらみ"を突いた共感度満点(?)

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