2016年2月1日 23:39
Windows 10 IPの開発が遅れる要因「OneCore」とは? - 阿久津良和のWindows Weekly Report
2015年11月のNovember Update以降、Windows Insider Program参加者向けに4つのビルドをリリースしたMicrosoftだが、進捗が鈍化したように感じないだろうか。
Microsoft Engineering Systems Team担当CVPのGabriel Aul氏は、ビルド11082をリリースした時点で、「Windows共通のコアとなる"OneCore"の構造強化に務めた」と述べていた。だが、先頃リリースしたビルド14251でも、新機能の実装は見送ってバグフィックスやコア部分の改善に留まっている。
そもそもOne Coreとは、何を指すキーワードなのだろうか。カーネル(OSの中核をなす部分)のことかと思いがちだが、Windows NTから現在のWindows 10に至るまで、すべてのWindowsは同じ「NTカーネル」を採用し、その上でWindows 10やWindows Server 2012 R2といったWindowsプラットフォームを構築している。
厳密に言うと、現在に至るまで多くの改良を加えているので、1993年7月(日本では1993年1月)