くらし情報『若月佑美、『桜のような僕の恋人』で得た初めての感覚「大きなターニングポイントに」 中島健人との共演も語る』

2022年3月24日 17:00

若月佑美、『桜のような僕の恋人』で得た初めての感覚「大きなターニングポイントに」 中島健人との共演も語る

深川監督は細かい仕草、指先の動き、息遣い…そんなところまで指示をくれました。見ている人に伝わらないものも多かったです。だからこそ、演じていて新鮮でとても楽しかったです。

――初めてのNetflix作品、初めての深川監督の演出。女優として吸収できることは多かったのではないでしょうか。

この作品では「嘘と本当の境目の芝居」を教えていただきました。女優は、実際に存在しない人物、実際に経験していないことを表現する作業。でも、そこに自分の感情がお芝居に乗っかる瞬間がある。
それを経験できたのが、『桜のような僕の恋人』の現場でした。

――その感覚は「役と密接に重なる」あるいは「その人になりきる」ということでしょうか?

そうですね、それに近いです。真琴が晴人に対し、とあるセリフを言うシーンの撮影で、私は一度泣いてしまったんです。泣いてほしいという指示を受けていないし、私自身も泣こうと思っていなかったのですが、その時に私は真琴になり過ぎていて「このセリフを晴人に言いたくない」と感じ、涙してしまいました。これまで感じたことのない不思議な感覚でした。役を突き詰めると、その人間として生きようとする自分が出るんだと、勉強になりました。

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