2016年2月19日 12:58
日本語を覚えた「IBM Watson」が正式展開、MUFGはLINEで活用
料金体系には従量課金制を採用し、ソフトバンクをマスターディストリビューターとして、その他のSIerと協力して、顧客企業に最適化したWatsonの利用機会の拡大を進める。
○Watsonは「過去最高の引き合い」
記者会見には、与那嶺氏のほか、ソフトバンク 代表取締役社長 兼 CEOの宮内 謙氏、米IBM Watson ビジネス開発担当でシニア・バイスプレジデントのマイク・ローディン氏、日本IBM 執行役員 ワトソン事業部長の 吉崎 敏文氏、ソフトバンク 専務取締役 法人事業統括 統括担当の榛葉 淳氏らが登壇した。
ソフトバンクとIBMは1年をかけて協力し、日本語化と、試験的な顧客企業へのシステム構築を進めてきた。
契約済みの企業はすでに10数社に上り、2年前に英語版がスタートして以来「現在は世界100以上の企業が導入している」(ローディン氏)という状況と比較しても、上々のスタートと言える。宮内氏によれば、問い合わせ自体も150社を超えているとのことで「長年IT業界にいるが、これほど引き合いが来ているのは正直初めて。非常に期待している」と、興奮を隠せない様子だ。
IBMは、Watsonについて、人工知能とは異なる「コグニティブ・コンピューティング」