くらし情報『日本語を覚えた「IBM Watson」が正式展開、MUFGはLINEで活用』

2016年2月19日 12:58

日本語を覚えた「IBM Watson」が正式展開、MUFGはLINEで活用

従来の検索機能とは異なり、友達に尋ねる感覚で質問を送るだけという機能は、Natural Language Classifier(自然言語分類)や、Retrieve and Rank(検索およびランク付け)のAPIを活用していると見られる。ただ、三菱東京UFJ銀行のWebサイトから収集したデータベース作成が甘いのか、自然言語処理がうまく行っていないのか、「最寄りのATMは?」といった質問でも、満足する回答は得られなかった。

企業がWatsonを「何のために活用するか」をIBMやソフトバンクが精査してシステムに学習させるまで、およそ3カ月を要するといわれており、もしかするとランディングするための期間が短かったのかもしれない。そもそも、Watsonは"学習できる"システムであるため、多くのユーザーがさまざまな質問をぶつけ続けることで、その返答も次第に洗練されていくことだろう。また、ソフトバンクもすでに営業部隊への営業支援システム「SoftBank BRAIN」を開発しており、顧客の売上高やビジネス状況から、過去の提案書で最適なものをレコメンドしたり、社内システムと連携したりといったことも視野に未来図を描いている。

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