くらし情報『2020年以降の半導体製造装置業界はどうなる? - SEAJが探る勝ち残り戦略とは (1) SEAJが考えた日本の半導体製造装置産業の生き残り策』

2016年3月1日 08:00

2020年以降の半導体製造装置業界はどうなる? - SEAJが探る勝ち残り戦略とは (1) SEAJが考えた日本の半導体製造装置産業の生き残り策

そして去る2月8日、その活動状況を報告する会合が東京都内で開催され、SEAJ会員企業の参加者に2020年以降も日本の半導体製造装置メーカーが勝ち残るための戦略やビジネスモデルの提案が行われた(図1)。

まずは、SEAJの「長期市場予測チーム」が15年先の2030年までの半導体デバイスおよび製造装置需要予測を行い、それを基に、「2020年プロジェクト」が最先端世代(22nm以下)、先端成熟世代(32~65nm)、成熟世代(90nm以上)ごとにそれぞれ異なるさまざまな具体的な戦略やビジネスモデルを提案した。その概要を以下の順に紹介しよう。

戦略構築のための2030年までの市場予測
半導体製造装置の3つの新戦略(最先端市場での戦略、先端成熟市場での戦略、成熟市場での戦略)
まとめ

○戦略構築に向けた2030年までの市場予測

2015年の世界人口73億人のうち、約19億人が電子機器を利用し、8.5ZB/年のデジタルデータが生成されていると推定される。そして15年後の2030年の世界人口は、現在の1.2倍の84億人になり、電子機器を利用する人口割合の増加やIoTの普及により生成されるデジタルデータ量も急激に増加し、約52倍の440ZBになると予測される。

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