くらし情報『「私は大丈夫」が命取り - 標的型攻撃メールの実例に学ぶ"甘い罠" (4) 製品問い合わせ? いいえ、これも攻撃です』

2016年3月8日 12:08

「私は大丈夫」が命取り - 標的型攻撃メールの実例に学ぶ"甘い罠" (4) 製品問い合わせ? いいえ、これも攻撃です

「私は大丈夫」が命取り - 標的型攻撃メールの実例に学ぶ"甘い罠" (4) 製品問い合わせ? いいえ、これも攻撃です
「標的型攻撃」というキーワードを聞いても、漠然としたイメージしか沸かないという方が多いでしょう。標的型攻撃では、さまざまな経路からあなたの情報を収集し、ピンポイントであなたから会社の重要なデータを盗み取ろうと、攻撃者が画策しています。そこで今回は、攻撃者がどのようにメールであなたを狙ってくるのか、実例を交えて解説します。

○執拗な攻撃とは?

前回は、複合機からのメールを装った攻撃を例に、攻撃者が手を替え品を替え、だましの手口を進化させており、常に「新しい攻撃が来る」ことを前提に"対応する意識"を持ってもらうことが大切であるとお伝えしました。

また、前々回、前回の事例は、通称「ばらまき型」と言われるもので、一つ一つの攻撃メールの例を見てきました。しかし、これらの事例では重要な特徴の1つである「執拗な攻撃」という特徴について実感できなかったのではないでしょうか?

今回はこの「執拗な攻撃」が、どのように行われているかをご紹介します。

○ばらまき型とその他の違い

その前段として、「ばらまき型以外」の攻撃メールについてお話しましょう。

「ばらまき型」は、つい開いてしまうような内容のメール多くの人に送り、マルウェアである添付ファイルを開かせたり、攻撃を仕込んだWebサイトへアクセスさせたりすることで、攻撃を成立させようとしてきます。

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