2016年3月18日 11:14
火星に生命はいるか?「エクソマーズ」計画と、これからの火星探査
というローヴァーの打ち上げが計画されている。マーズ2020は2012年から活動を続けている「キュリオシティ」の姉妹機になる予定で、別の場所をくまなく探査することを目指す。
また同じ2020年には、アラブ首長国連邦の探査機「アル・アマル」の打ち上げも予定されている。アル・アマルとは「希望」という意味で、火星の周回軌道をまわりながら、地表を観測する計画だとされる。
さらに同じ年には、中国も探査機を打ち上げる予定となっている。詳細は不明だが、周回衛星とローヴァーからなる、大掛かりな探査になるとされる。
そして2022年には、日本も探査機の打ち上げを予定している。この探査機は火星そのものではなく、その衛星である「フォボス」、もしくは「ダイモス」に着陸し、砂や石を採取して地球に持ち帰ることを目的としている。
この他にも、NASAやESA、ロシア、中国などが、続々と探査機を打ち上げを計画している。中には計画中止に終わるものもあるだろうが、火星の、そして地球や太陽系全体にまつわる謎の解明は、今後もより進むだろう。そして2030年代には、NASAが有人火星飛行の実施を計画している。現在も火星への有人飛行にも使える宇宙船「オライオン」