くらし情報『航空機の技術とメカニズムの裏側 (10) 飛行機の操縦(3)高揚力装置』

2016年3月22日 16:45

航空機の技術とメカニズムの裏側 (10) 飛行機の操縦(3)高揚力装置

フラップとエルロン(補助翼)をくっつけた造語だ。フラップとエルロンを別々に設ける代わりに、同じ動翼を左右同時に下げればフラップとして機能するし、左右をそれぞれ逆方向に動かせばエルロンとして機能するというもの。

フラッペロンは戦闘機に導入事例が多く、ロッキード・マーティンのF-16やF-35A/B、三菱F-2などが該当する。ただし、F-35でもC型だけは主翼が大型化されており、補助翼を別に持っている。

さらに余談を書くと、F-16の前縁フラップは下に降ろすだけでなく、ほんのわずかだが上に向けることもある。フラップの角度をどう設定するかは、そのときどきの飛行状態に応じて飛行制御コンピュータが自動的に判断しているので、パイロットがいちいちフラップ上げ下げの指示を出しているわけではない。

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