くらし情報『日本のアニメのデジタル化、その最前線に迫る - ACTF2016 (1) 実際にデジタル作画でアニメを制作した結果、起こったこと - オー・エル・エム』

2016年3月26日 11:00

日本のアニメのデジタル化、その最前線に迫る - ACTF2016 (1) 実際にデジタル作画でアニメを制作した結果、起こったこと - オー・エル・エム

空き机にテスト用のPCを設置したが、クリエイターからは不満が噴出する。曰く、「マニュアルが理解できない」「ワークフローへの不安、不審」「賃金は上がるのか、下がるのか」「技術を習得する間、賃金は出るのか」といった具合だ。

2015年4月、そうした状況の中、オー・エル・エムはToon Boomによるデジタル化の本格導入に踏み切った。ただし、作品ごとに「やれること」や「取り組み方」が違うため、それぞれのプロジェクトチームで取り組み方が違うため、それぞれのプロジェクトチームで取り組み方を変えたという。

5月末には、Toom Boom本社から講師を招き集中講座もを行った。言語はもちろん、海外とはワークフローも用語の使われ方も異なり、道のりは険しかった。その結晶として作られた「Toon Boom Harmony」日本語チュートリアルは、同ソフトの代理店で無料配布されている。

各チームのプロデューサーはデジタル化における目標を設定。
「Story Board Proを使って演出」「作画は2名くらいで数カットやってみる」「OP/EDをやってみたい」などが挙がったが、どれも「したい」レベルで止まってしまっていたという。

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