2016年3月29日 08:00
「いま重要なのはデータをどうコントロールするか」 - アクロニスのベロウゾフCEO、データバックアップ市場を語る
●データから自分の人生を振り返る時代
アクロニスは、全世界500万人以上の個人ユーザーと、30万社を超える企業ユーザーが利用している、データバックアップソリューション、障害復旧ソリューションなどを提供している企業だ。
アクロニスのセルゲイ・ベロウゾフCEOは、「データを保護するだけでなく、いかにコントロールするかが大切になってきている。その変化にあわせて、大手企業だけでなく、中小企業や個人が、データの重要性を再認識する必要がある」と指摘する。
ベロウゾフCEOに、データを取り巻く環境変化と、それに向けた同社の取り組みについて聞いた。
――昨今のデータバックアップ市場をどう捉えていますか。
ベロウゾフ氏:データバックアップ市場は、目まぐるしく変化しています。昨今では、データバックアップそのものを捉えるのではなく、データ保護やシステム保護といった幅広い観点で捉えたり、あるいは、データを検索したり、共有したりといった点において、データをどうコントロールすべきか、という点にも注目が集まってきています。
ただ、すべてにおいて共通しているのは、「誰もがデータを失いたくはない」ということです。