大野拓朗、渡米決断の理由「自分の人生をもっと大切にしようと思った」
それに付随して、英語の勉強も大好きだったので、“英語を喋れるようになる”ということが、自分の人生の当たり前事項として、まずあったんですね。でもひょんなことから、俳優というお仕事に出合って、おかげさまで忙しい20代を過ごさせてもらいました」
「そんななか、20代後半になってから、イタリアのファッションショーに参加させてもらったり、南極に行かせてもらったり、仕事で海外に行く機会が増えてきた時に、現地のスタッフさんや共演者の方と英語で喋れない自分がいて、ふと気がついたんです。『自分は何をやってるんだろう?』と。ちょうど30歳になるタイミングでした」
「僕は自分の人生を10年周期で考えていて、20代は一生懸命がむしゃらに突っ走ると決めていたのですが、30歳になって『さあ、これから自分の人生どうしよう?』と考えた時に、せっかく俳優をやってるんだったら、ハリウッドに挑戦してみようと思いました」
身近な人の死を経験したことも、大野の背中を押した。「人生って、いつ終わるか分からないんだなって。『今日もいい1日だった』と、満足しながら眠りにつけるような人生を送れるように、自分の人生をもっともっと大切にしようと思いました。