くらし情報『シャープと鴻海の記者会見 - 出資契約の正式調印、どう読むか』

2016年4月4日 19:40

シャープと鴻海の記者会見 - 出資契約の正式調印、どう読むか

、「コスト削減や小型化が可能な技術であり、私がエンジニアであれば、IGZOを押したい」などと発言。また、会見場に設置された85型の8Kディスプレイを指さしながら、「8Kディスプレイは、66歳の私でも若々しく映し出してくれる。2020年の東京オリンピックでは、世界中の人たちがこの技術を使ってオリンピックを楽しむことができる。これを、シャープと一緒に世界中に紹介できることを誇りに思っている」とした。

その一方で、有機ELにも投資していく姿勢を強調。「ディスプレイ産業は、技術変化の重要なタイミングに入っている。日本において、新たな技術開発に投資したい。これに躊躇するわけにはいかない。
競争の土俵が変わるタイミングにおいて、新しい技術に目を向けていく必要がある。次世代技術で勝つのは、いち早く動いた企業である」と述べた。

シャープでは、今回調達した資金の使途について、有機ELの事業化に向けた技術開発投資や量産設備投資などで2,000億円を計画している。だが、「有機ELには様々な情報があり、専門誌でも技術的詳細を理解せずに情報を掲載している。70%~80%は間違った情報が出ている。将来は、IGZOが60%、有機ELは40%の比率になる。

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