くらし情報『是枝裕和監督、海外に出て感じた日本映画界の良さと課題 韓国の労働環境「参考にすべきところはたくさんある」』

2022年6月24日 17:00

是枝裕和監督、海外に出て感じた日本映画界の良さと課題 韓国の労働環境「参考にすべきところはたくさんある」

その意識改革が急務だと思います」と語った。

日本の映画界は今年に入ってハラスメントや暴力に関する問題が取り沙汰され、是枝監督らが名を連ねる「映画監督有志の会」は、「私たちは映画監督の立場を利用したあらゆる暴力に反対します」という声明文を発表。さらに、映画業界の労働環境改善を含む包括的な改革のための統括機関「日本版CNC設立を求める会(action4cinema)」の発足を発表した。

日本映画界のために先頭に立って行動している是枝監督。「これだけ問題が浮上してくれば変わらざるを得ないと感じているし、その圧をどう映画界全体にかけていくか。憎まれ役を買って出ないと変わらないのでやっていきますけど」と話し、「セクハラ、パワハラを実名で告白してくれた人たちのためにも、動かないといけないなと思っています」と覚悟を語る。●3カ国で映画を制作「日本は趣味の域をなかなか出ない」

2019年には、カトリーヌ・ドヌーヴやジュリエット・ビノシュらをキャストに迎え、全編フランスで撮影した映画『真実』を発表した。

「フランスは映画が文化として守られているので、映画自体も、映画を作る人も、制度として非常に守られている。

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