2022年7月29日 06:00
伊藤沙莉「踏ん張り時」と語る現在地 原動力は「家族」 兄・俊介の存在に心強さも
家族全員が大好きだという同シリーズへの参加に、伊藤は「盛大なフィナーレに携われるって本当に幸福なことだなと感じています」と感激。「何より家族がとても喜んでくれてうれしかったです」と笑顔を見せる。
喜びとともに、「歴史がありファンの方がとても多い作品なので私に務まるのか」という不安もあったという。「実写の吹き替えは、すでにお芝居をしている人がいて、それに日本語を合わせるので難しいと、役者の先輩方からも聞いていましたが、確かにそうで、自分だったらこういう状況でこういう声を出すけど、そうではない演じ方をされているときにどういう声を出せばいいんだろうとか、そういうところが難しかったです」
普段の芝居を「引き算」と表現する伊藤。「もちろんコメディなど大げさにやることもありますが、基本的にいらないことはしないというのが自分の中にあります」と説明し、それに対し、オーバーに演じるアニメは「足し算」と表現する。
そして実写吹き替えは「そのどちらでもない感じがした」と言い、「まずマッチしないといけない。それはアニメも同じですが、アニメ以上に人間がする複雑な表情に当てる声というのはなかなかピントが合わなくて、OKが出ても自分の中でしっくりこなくてもう1回やらせていただくこともあり、ピント調整が難しかったです」