邦画界に風穴を! TSUTAYA取締役・根本浩史氏、映画コンテストTCPとDISCASに共通する"優しい眼差し"
各店舗の品揃えの判断基準にもなります。何事もすべてはデータからです。
このほかに映像作品の製作に関わり、版権にも出資する。ニーズを見ながら、廃盤になった作品も復刻させてきました。そういった映像に関するあらゆるデータが30年分蓄積されているので、それを駆使しながらいろいろな提案をさせてもらっているというのがTSUTAYAです。アメリカの大手レンタル店「ブロックバスター」はそれをやってこなかったのが、倒産してしまった原因の1つだと思います。その点、われわれはライフスタイルの提案。映画はデータを使ってマーケティングをし、本や音楽もそろえてお客さまに話していただくためにカフェをやる。
データを基盤とし、サードプレイスを提供するのがTSUTAYAの特色だと思います。
これからもいろいろなコンテンツが必ず出てくる。だからこそ、スマホを持ったらスマホで観たい、雨が降ったら家で観られるようにしたい。そういったニーズには全部答えていくべきだと思います。映像配信サービスのTSUTAYA TVや宅配レンタルのTSUTAYA DISCASはそのためのもの。今はサービスの過渡期なので、配信で好調のところでもまだまだ新作は少ない。