2016年6月18日 21:00
『貞子vs伽椰子』夢の頂上決戦、実現の舞台裏【前編】 - KADOKAWAプロデューサーの証言「"ホラーアベンジャーズ"できないか」
何より、2社のコラボという点をお互い面白がってできたことが実現の一番の理由かもしれません。
映画化する上で気をつけたのは、お互い対等であること。どちらかが弱いとどちらかの映画の客演のように見えてしまうので、タイトルに始まり、内容、宣伝露出、すべての打ち出し方を対等にすることを心がけました。
また、キャラクターの設定として大事にしてきたことは守っていこうと。例えば、貞子は喋ったり、声を発することなどはしませんが、本作でも基本設定は崩さずにいきました。皆様に愛されてきたキャラクターであり、それゆえに実現した企画だからです。
一方で、白石監督版としての貞子、伽椰子、俊雄をつくるということも意識しました。細かいですが、歴代のキャラクターとビジュアル面でそれぞれ違いをつけています。
また、対決ということで貞子と伽椰子のビジュアル面でもはっきりと違いが出るように心がけました。ワンピースに黒髪という点では、両キャラクターは少し似ているので差別化を心がけました。
●「伽椰子の家で呪いのビデオを再生するとどうなる?」
○プロットが完成するまで
お互いJホラーの代名詞と言われるシリーズで、先輩方が築いてきた名作です。