くらし情報『編成部長に直撃! - フジ、世帯視聴率苦戦も"未来への投資"は「今やらなければいけないチャレンジ」』

2016年6月30日 12:00

編成部長に直撃! - フジ、世帯視聴率苦戦も"未来への投資"は「今やらなければいけないチャレンジ」

フジテレビのドラマは、決して他局に比べてクオリティが劣っているとは思わないのですが、最初に見てもらうための入口を、もっともっと僕ら編成がうまく打ち出す必要があるのかなと思っています。

(※)火10は関西テレビ制作、「オトナの土ドラ」は東海テレビ制作

――そこを踏まえて、7月クールのドラマへの期待はいかがですか?

今、テレビよりもネットの方が生活者の皆さんに近いという危機感を持っています。そこでテレビがあらためて視聴者の皆さんと距離を縮めるには、どれくらいリアリティがあって、共感してもらえるかということがポイントになると思うんです。

そういう意味では、月9の等身大の若者たちの恋愛模様。木10『営業部長 吉良奈津子』で松嶋菜々子さんが演じる子育てと仕事の両立という世の中の女性たちが多く体験するようなストーリー。日9『HOPE~期待ゼロの新入社員~』も、Hey! Say! JUMPの中島裕翔さん演じる自信のない青年が、ひたむきに仕事に向き合いながら会社の中で自分のポジションを作っていくという作品で、今の若い人たちが自分を投影してもらえる部分がたくさんあると思うんです。その共感という部分はすごく意識して作品を並べているつもりですし、期待したいと思いますね。

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