永遠の議論に終止符を!! 洋楽[リアル]人気対決 王道編
と『タルカス』(71年)。
1問目と合わせて対戦の組み合わせに異論があるかもしれないが、どうやっても異論は出るものだ。ビジュアル的に『宮殿』の怪人と『タルカス』の怪獣が闘ってほしかった。
それで結果としては、僕は圧倒的に『危機』派なので、むしろ『タルカス』が頑張った感がある。組曲「タルカス」は東京フィルハーモニー交響楽団がクラシック・バージョンを録音したり、NHK大河ドラマの劇中音楽で使われたりと、作品として一人歩きしている影響があるのかもしれない。
レッド・ツェッペリンの人気作といえば、デビューしてから最初の4枚に尽きるだろう。そりゃ『聖なる館』(73年)以降も僕は好きですが、客観的にみて、ナンバーワンはこの4枚のいずれかになると考えるのが順当だと思う。
○『レッド・ツェッペリンI』と『レッド・ツェッペリンII』
いやはや、『II』(69年)がここまでコテンパンにやられるとは。
これは予想外その1。僕は僅差で『II』が勝つと読んでいた。曲調はバラエティーに富んでいるし、キャッチーな曲も多い。ここからハードロック・バンドとして大きく開花したのに対し『I』(同)はブルースやトラッドをベースにしていて、けっこう雰囲気は渋い。