くらし情報『『ALWAYS』『寄生獣』を生んだ"説得力"とは? 名プロデューサーが、これからの映画人に期待するもの』

『ALWAYS』『寄生獣』を生んだ"説得力"とは? 名プロデューサーが、これからの映画人に期待するもの

私がいたROBOTでは、「スプラッター、バイオレンス、エロスはやらない」を社是としていました。決してカッコつけているわけではなくて、それが自分のスタイルなのではないかと。決して嫌いではないんですよ? だからこそ、『寄生獣』に関わるかどうかはすごく迷いました。(監督の)山崎(貴)が私のところまで漫画を持ってきて「ぜひやりましょう」と。全部読むと、確かに面白かった。ただ、描写が刺激的過ぎるのではないかと思ったんです。

でも、山崎から「『寄生獣』は"バディもの"です」と説得されて、なるほどそういう見方もあるなと。基本的に山崎は私が「やる」と言わなければやらない。
そんな自然装置が備わっているようです(笑)。そういう約束を書面で交わしているわけではないんですが、昔からずっとそうやってきました。

――そういう山崎監督の熱意にも通じると思いますが、TCPの最終審査はプレゼン形式で行われます。日本映画の監督がプレゼンするのは珍しいことだそうですね(第2回となる今年は11月に最終審査が行われる予定)。

「熱意が伝わる」という点では画期的ですが、一番の問題は彼らがプレゼンに慣れてないということ。まだまだスタイルが確立されていないと率直に感じました。

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