2016年10月4日 11:00
夏ドラマ19作を総括! ベスト作品&俳優は? - 今年も"ポスト半沢"どころか"ポスト昼顔も"見つからず…
『好きな人がいること』(フジテレビ系)は、海辺や花火の映像と胸キュンシーン。『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ系)は、夏らしいホラーな死体の描写。『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)は、エアギターと一人カラオケのライブ感。『家売るオンナ』は、変人ヒロインの奇行でカラッと解決。『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)は、子どもの夏休み期間に特別養子縁組というテーマ選択。『神の舌を持つ男』(TBS系)は、堤幸彦監督のシュールな2サスギャグ。『時をかける少女』(日本テレビ系)は、全5話でリオ五輪前に終了の早業。
夏仕様の仕掛けが功を奏したと言えるのは、視聴率でトップに立った『家売るオンナ』と、ツイッターやオンデマンドで圧倒的な反響のあった『好きな人がいること』の2作のみ。そもそも夏仕様の仕掛けは、「飛び道具のような思い切った策で注目を集めて、視聴率やクチコミアップにつなげる」ことが目的だったが、大半の作品がさほど話題を集めることなく終了した。
■ポイント2:真っ向勝負! 日曜ドラマの健闘
前項目でふれたように、多くの作品が飛び道具のような仕掛けを使う中、日曜放送の3作はストレートな作風で真っ向勝負。