映画『暗殺教室』羽住監督の今だから話せる!? 大ヒット振り返り (2) 撮影中は男女の行き来禁止! 若い現場ならではの苦労とメリット
――今回のプロジェクト全体で意識した点はありますか?
(撮影中は)原作が現役の人気漫画ですが、僕自身が『週刊少年ジャンプ』を毎週買って読んでいる世代ではないので、若い人たちに委ねた部分は大きいですね。生徒役の子たちの方が、リアルにジャンプを楽しみにしているんですよ。なので、その子達から出てくる芝居をとらえた方が、ターゲットになっている年代に近いんだろうなというのは、すごく意識して撮りました。
○「旅のしおり」と門限
――キャストは若い方が多かったですが、男女の行き来が禁止になっていたという話も小耳にはさみまして……。
ロケの間はプロデューサーによる「旅のしおり」があって、門限もあって、生徒を引率するスタッフがちゃんとついて、女子のホテルの方に男子がいかないように、男子のホテルに女子がいかないようにと、ちゃんとしていました(笑)。お酒も、20歳をすぎていて飲める子もいるし、もちろん未成年の子もいるので、そのへんもきっちりと。――ファンはひと安心ですね。未成年が多い現場ならではの苦労といえるでしょうか。
そうですね。でも、若い子たちがいっぱいいるというメリットの方が、作品としては大きかったですから。