「高橋メアリージュン×女闇金・犀原茜」生みの親・山口雅俊監督がすべてを告白 - 本当は男性キャストだった!? スピンオフの可能性は?
彼女は犀原と同化する術を熟知しているので、僕から大きく芝居をつけることはなく、わりと自由にやってもらっていました。
――今後、どのような役で彼女を起用してみたいですか?
彼女の魅力がどのような時に生きてくるのかは、言葉ではなかなか説明しづらいのですが……犀原と同じような「当たり役」を見つける予感はあります。
――スピンオフの可能性は? 個人的には何としても実現してほしいのですが……。
そうですね(笑)。今はシリーズが完結したところなので……しばらくして、そういう時期がくれば考えてみたいと思います。
――ここまで役の虜になるのは初めてのことなのですが、自分でも何がそうさせているのかうまく説明ができず……。ひょっとして、これが村井の感情なのではと思ったりします。
犀原はわりと女性ファンが多いみたいですね。
丑嶋は社会や人間の行き方を「警告」する者。犀原も同じような警告者なので、「警告してほしい」ということでは?(笑) 「それでいいのか?」と詰められたい欲求。アンチヒーローならではの感情だと思います。
僕がオーディションにこだわる理由は……オーディションをやらなければ、「犀原茜」は成立しなかった。